どうも!おばけです。
この記事を読めば「斜光でファンタジー感ある写真を撮るコツ」が分かりますよ!
みなさんは、写真を撮るときに 光の位置 を気にしたことがありますか?
普段はそんなこと気にせず撮っている人でも
「逆光だから暗くなってる」
「正面から光が当たりすぎて白飛びしてる」
という感じで、光の入り方によって被写体の映りに影響があることは、なんとなく知っていると思います。
光の位置が少し違うだけで、写真はグッと雰囲気を変えますからね。
その中でも、僕がおすすめしたいのは「斜光(しゃこう)」という光の位置。
斜光をうまく使うことによって、ファンタジー感ある雰囲気の写真が撮れるんですよ!
(もちろん本格的なカメラではなく、スマホのアプリからでもOK)
ということでこの記事では
- 光の位置によって撮れる写真の違い
- 「斜光」を使って撮られた写真の紹介
- 「斜光」を使った写真を撮るコツ
などを詳しく紹介していきます。
光の位置を少し意識するだけで、かなり印象の違う写真を撮ることができるよ!
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光の位置(順光・逆光・斜光)によって撮れる写真の印象は違う
写真を撮るにあたり、 “どこに光があるか” で被写体の印象はかなり変わります。
光の位置を表す代表的な言葉には、 順光・逆光・斜光の3つ があります。
(正確にいえばサイド光や半逆光などもありますが、細かい違いなので今回は省きます)
まずは、 光の位置によって撮れる写真の印象の違い を簡単に解説しますね!
光の向きを意識するだけで、自分の撮りたい写真のイメージにグッと近づけることができますよ。
順光(じゅんこう)
被写体の前から当たる光を「順光(じゅんこう)」といいます。
カメラを構えている人からすると、背面に光がある状態ですね。
普通に写真を撮るうえで、1番 “分かりやすくきれいに撮れる” 光の位置となります。
カメラのフラッシュを当てて撮った写真なんかも、順光になりますよ。
集合写真、記録写真、風景写真、証明写真などに向いていて、 鮮明でハッキリとした写真に仕上げる ことができます。
小細工なくパキッとした映りになるので「普通にキレイ」という見栄えになりますが、「雰囲気がある写真」という印象は与えづらい光の位置となります。
- 鮮明
- ハッキリ
- キレイ
逆光(ぎゃっこう)
被写体の後ろから当たる光を「逆光(ぎゃっこう)」といいます。
カメラを構えている人からすると、正面に光がある状態ですね。
一般的に逆光と聞くと、悪いイメージがあると思います。
しかし、実は女性誌やファッション誌にも多く使われている撮り方で、 オシャレな印象を与えることができる んですよ!
特に被写体が人物だと、光の強さによってかなり雰囲気を変えることができ
- 光が弱い(少ない):後ろからフワーっと光に包み込まれている
- 光が強い(多い):被写体が暗くなりシルエットが際立つ
といった仕上がりの写真を撮ることができます。
ただ、光が強すぎると被写体が暗くなりすぎるという難点もあり!
(この写真のように、あえて真っ黒いシルエットで撮るのもステキですが)
その場合は「露出補正」を使い明るさを調整する必要があるのですが、その辺が面倒な人には正直あまり向かない光の位置となります。
- ドラマチック
- オシャレ
- アーティステック
斜光(しゃこう)
被写体の斜め前(左右は問わない)から当たる光を「斜光(しゃこう)」といいます。
カメラを構えている人からすると、斜め後ろに光がある状態ですね。
個人的に1番おすすめしたいのが、この「斜光」です。
ザックリいうと、上で説明した 順光と逆光の良いとこ取りした写真が簡単に撮れる んですよ。
斜めから光が入るので、被写体の左右どちらかに影ができるのが特徴。
光と影がいいコントラストとなり、立体感のある写真を撮ることができます。
被写体の色見はハッキリ映りつつも、影を使った立体感を演出できるため ファンタジーな雰囲気に仕上がる のもポイント!
まさに
- 順光(鮮明、ハッキリ、キレイ)
- 逆光(ドラマチック、オシャレ、アーティステック)
- 順光 + 逆光 = 斜光(立体的、ファンタジー)
といった感じです。
特に映えるのが、人物やペットの写真!
正面からではなく斜めから光が当たるよう位置を調整するだけなので、撮り方としても簡単。
難しい知識はいりません。
人物やペットもちろん、風景、日常、小物など、どんなシーンでも手軽に雰囲気ある写真を撮ることができます。
- 立体的
- ファンタジー
インスタやツイッターで話題になる写真も、斜光をうまく使っているものが多いよ!
「斜光」で」撮られた写真はどんな雰囲気になるのかご紹介
それでは、「斜光」を使って撮られた写真をいくつか紹介します。
光の位置、光の強さ、光と影のコントラストの強弱 もあわせてご紹介しますね。
「光の位置」は、カメラマン側から見た位置となります。
光の位置 | 右斜め |
光の強さ | 弱め |
光と影のコントラスト | 強め |
光の位置 | 右斜め |
光の強さ | 強め |
光と影のコントラスト | 強め |
光の位置 | 右斜め |
光の強さ | 弱め |
光と影のコントラスト | 弱め |
光の位置 | 左斜め |
光の強さ | 弱め |
光と影のコントラスト | 弱め |
光の位置 | 左斜め |
光の強さ | 弱め |
光と影のコントラスト | 弱め |
どうでしょうか?
同じ斜光でも、光の強弱、コントラストの強弱でかなり印象が変わりますよね。
光と影をうまく使うことよって、こんなにも 自由度が高くファンタジーな写真 が撮れるんです。
被写体をメインにドカンと置くのではなく、あえて影が占める割合を増やすだけでもグッと写真が印象的になりますよ。
特に最初のパグの写真なんてすごく雰囲気あるよね!
「斜光」を使った写真を撮るコツ
「斜光」を使った写真を撮るうえで大事なのは、なんといっても光の位置!
正面でもなく真後ろでもなく、斜めから光が入っているかを意識しましょう。
斜めといっても最初は難しいと思うので、慣れないうちは “被写体に対して横から光が当たっている” ぐらいザックリした感覚でOK!
光の位置が横にある場合は「サイド光」といい、大きく見ると斜光の大元のような位置づけです。
サイド光でも写真に立体感をつけることができるので、まずは光がどこにあるのか雰囲気を掴むところからはじめましょう。
斜光を使った写真を簡単に撮るコツとしては
- まずは被写体の真横に光が当たるポジションを探す
- そこから徐々に位置をずらして撮影する
というもの。
そうすることで 段階的に斜光となるポイントが分かる ので、時間はかかりますが確実な写真が撮れると思います。
人物、ペット、小物など、被写体を移動できる環境にある撮影では、自分が理想とする光の当たり具合のスポットまで移動してもらうのがベスト。
風景写真のような「撮影のベストポジション」が決まっていて動けない場合は、
光の位置が斜めから入る時間帯まで待つ
というのが、面倒ですが1番確実な方法となりますw
季節によって太陽の高さや日照時間に違いがあるので
夏場の撮影
- 太陽が高いので日中は斜光になりにくい
- 朝日・夕日だと撮りやすい
冬場の撮影
- 太陽が低いので日中でも斜光になることが多い
- 自分好みの光の強さをした時間帯を見つけると撮りやすい
という感じで、工夫して撮るのも楽しいですよ!
場所や時間帯を変えるだけでも印象が違う斜光写真が撮れるから、たくさん試してみてね!
「斜光」を使えば写真がファンタージに!?/まとめ
今回の記事
「「斜光」を使えば写真がファンタージに!?簡単に雰囲気ある写真を撮るコツ」
をまとめると…
- 光の位置(順光・逆光・斜光)によって撮れる写真の印象は違う
- 「斜光」は順光・逆光のいいとこ取りができるのでおすすめ
- 斜光で撮った写真は、立体的・ファンタジーといった印象を与える
- 同じ斜光でも、光の強弱やコントラストの強弱でかなり雰囲気が変わる
- 斜光をうまく撮るコツは「光が被写体の真横にある状態から徐々に位置をずらして撮影すること」
- 斜光写真は季節によって撮りやすさが変わってくる(冬場の方が撮りやすい)
という感じです。
「斜光を使った写真を撮ってみたい!」という人は、ぜひ参考にしてください。