「夫のちんぽが入らない」という本を知っていますか?(通称:おとちん)
そのインパクトあるタイトル通り、夫のちんぽが(あそこに)入らない主婦、こだまさんの実話をもとにした私小説です。
気になってはいるけどタイトルが気恥ずかしくて読めていない、という人も多いんじゃないでしょうか?
しかし一読者として言わせれば、そこを乗り越えて是非とも読んでみてほしい1冊なんです。
それぐらい胸に残る素敵な作品なんですよ。(タイトルと共に)
そして実はこの本には特別な思い入れがあって、“そういう行為”がうまくできなかった僕らカップルの仲を繋いだ、お守りのような存在なんです。
この記事では、そんな「夫のちんぽが入らない」のネタバレ感想を体験談をとともにご紹介します。
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「夫のちんぽが入らない」の内容・あらすじ(ネタバレあり)
まずはざっと「夫のちんぽが入らない」のあらすじを紹介しますね。
ネタバレも混じりますので、知りたくない人は飛ばしてください。
コメディ作品にも思われそうなタイトルですが、中身は淡々と壮絶です。
消極的な著者(こだまさん)が初めて出会った、気心許せる一緒にいて心地よい男性。
順調に交際に発展するも、いざそういう行為に挑むと…ちんぽがアソコに入らない。
どうしても入らない。
作中の言葉を引用すると、「行き止まりになっている。」
念願だった教師の夢が叶うも、結局うまくいかずに学級崩壊してしまう。
さらには夫のパニック障害の発症や、風俗通い。
プライベートも仕事もズタズタで、どんどん病んでいく。
誰にも相談できず、出会い系で出会った適当な男と寝てみれば…なぜだか入るー。
そんな著者の不器用でうまくいかない生き様が、赤裸々に語られている小説です。
要点を書き起こすとかなり過酷な内容ですが、著者の文才のおかげで、ときにフフッと笑いながら読めちゃう作りとなっていますよ。
詳しくはぜひ本を読んでみてください。
同じく「入らないカップル」だった僕たち
僕には付き合って3年以上になる彼女がいるのですが、“そういう行為”ができたのはつい最近の出来事です。
それまでは中学生にも驚かれるレベルの、それこそプラトニック・ラブを貫いていました。
婚前交渉なんて反対!というピュア精神がそうさせたのではなく、彼女がそういう行為を異常なほど怖がっていたんです。
過去にトラウマでもあるのか探ってしまうほどの拒絶っぷりで、それとなく聞いてみると「そういう行為自体をしたことがなく、どうしても恐怖心から拒否反応が強く出てしまう」という理由からでした。
いざ実践!となったときにも、少し触れただけで大泣きするので続行するわけにもいかず、志半ばで終了。
それから何度か試してみるも、結果は同じでした。
それを繰り返すうちに、お互い「またか…。」という不穏な空気が流れてしまいます。
そして次第にそういう行為を避け、話に出すのもタブーのような雰囲気がありました。
彼女も相当悩んでいましたが、僕は僕なりにどうしたもんかと悩んでいたんです。
しかし、無い頭を振り絞って出した答えは「そんな行為がなくたって、僕は彼女と一緒に過ごす時間が大好きだから別にいい」というものでした。
何度も言葉を選びつつその気持ちを伝えましたが、自分に責任を感じていた彼女には僕の本音はただの気休めにしか聞こえなかったらしく、気付かぬうちに余計に苦しめてしまうという最悪な結果となっていたんです。
そういう行為をしたいけど、どうしても勇気がなくできない彼女。
そういう行為をしなくたって、一緒にいたい僕。
問題なく合致しているはずなのに、別の方向を向いているような噛み合わない日々が続きました。
お互い現状をいい方向へ打破しようと勇気を出して周囲に相談しても、気を遣われてる感ビンビンで逆に申し訳なくなる言葉をもらったり
- 男らしくガーッといかないから悪い
- 彼女はよそで浮気してるんじゃない?
- 付き合って3年も経つのに1度もしたことないなんて、彼氏がかわいそう
- 女として見られてないとしか思えない
- 相性悪い証拠だし別れた方がいい
といった、心がざわつきダメージを受ける言葉ばかりが返ってきました。(しかもそれが世間一般のリアルな声だよ、と言わんばかりに)
それが原因で何度も別れ話も出ました。
同情してほしかっただけかもしれませんが、こんなこと言われるぐらいなら相談しなきゃよかったと何度も思いましたよ。
「夫のちんぽが入らない」は僕らカップルのお守り
そんなときに僕らを支えてくれたのがこの本、「夫のちんぽが入らない」だったんです。
もともと著者であるこだまさんのブログのファンだった僕は、「夫のちんぽが入らない」が発売されるとすぐに購入しました。
そこに綴られているのは、身体の関係が一切ない夫婦のリアルな生き様です。
世間が思う一般的な夫婦像とは、かなりかけ離れています。
でも、そこには確かに愛があります。
僕がうまく言葉にして伝えられなかった「こんな愛のカタチがあってもいいじゃん」という気持ちを、具体的かつユーモアも交えて教えてもらったような気がしました。
読了後には何度も「“夫のちんぽが入らない”はうちと一緒!こういう付き合い方もあるんだし、一緒に入れるだけで幸せだよ」と彼女を励ましつつ、同時に自分自身も励ましていました。
人になに言われてたって、もう大丈夫。こっちはこっちでハッピーですから!お構いなく!といった心境になれましたね。(自分から相談しといてなんですが)
なんというか、押しつけがましくなく「こういうのもアリだよ」という感じで僕らカップルを肯定してくれた本だったんです。
最初は「“夫のちんぽが入らない”にも書いてあったけど…」なんて丁寧な言い方をしていましたが、後半は「ちんぽにもあったよね!」とお互いフランクに“ちんぽ”を連呼していましたw
端から聞いているとなんて下品な男女だと思われそうですが、こっちは不器用ながら愛を証明するため心死だったんです!
その甲斐あってか彼女の恐怖心も少しずつ和らぎ、3年以上もかかりましたが無事に致すことができました。(入らないわけではなかったみたい)
きっと「夫のちんぽが入らない」に出会っていなかったら、こうはなってなかったでしょう。
だからこの本は僕らカップルを繋ぎとめ、いい方向へとそっと方向転換させてくれたお守りのような大切な本なんです。
「夫のちんぽが入らない」著者、こだまさんの文章で思うこと
著者であるこだまさんの文章は、自分のことなのにまるで第三者の出来事を語るような淡々と文体なんですよ。
その雰囲気が僕はお気に入りで、何度も読み返しています。
確実に壮絶で重いお話なんですが、笑いも交えつつパラパラと読み進められるんです
よ。
こだまさんの文章って「おとなしいと思っていたけど、話してみるとおもしろい子だった」を発見したときの感覚にすごく似ています。
あまり人に広めたくない、自分だけがこっそり知っていたいという独占欲に駆られる不思議な文章なんですよ。
(え?あの子の表面しか見てないんだ!もったいないなー)みたいな、あの感覚です。(伝わるかなw)
「夫のちんぽが入らない」ネタバレ感想/まとめ
この記事「夫のちんぽが入らない(ネタバレ感想)この本は僕のお守り。行為がうまくいかないカップルを救った一冊」をまとめると
- 壮絶な内容ではあるが文章のおかげでときに笑いながら読み進められる
- タイトルが気恥ずかして読めていない人はぜひ読むべき
- そういう行為がうまくいっていない男女には特におすすめ
- 僕らカップルにとってはお守りのような存在の本
といった感じです。
ずっと感想を書きたい大好きな本だったのですが「いつか彼女とそういう行為ができるようになったら記録としてまとめよう」と思い、書かずにいました。
この度、ようやく書くことができて感無量です。
興味がある人は、ぜひ読んでみてくださいね!
こだまさんはブログもおもしろいので要チェックです!
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