どうも!おばけです。
この記事を読めば「PS2・PSPの隠れた名作RPG」が分かりますよ!
あなたの1番好きなゲームはなんですか?
こういう話するの楽しいですよね、いろんな答えが出てきて。
僕の場合は迷わず「ヴィーナス&ブレイブス」です。
知ってます?
不死身の男が100年戦い続けるゲームです。
クソゲー感すごいですが、ほんとにそういうゲームです。
知らないって人はとりあえずこれを見てください。
どうでしょうか?
さっきクソゲーと思った人は素直に謝りましょう。
絵といい音楽といい、なんかもうすごく雰囲気あって良いでしょう?
今回はそんなPS2・PSPの隠れた名作「ヴィーナス&ブレイブス」を紹介します。
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PS2・PSPの隠れた名作「ヴィーナス&ブレイブス」とは
ヴィーナス&ブレイブスの正式タイトルは「ヴィーナス&ブレイブス~魔女と女神と滅びの予言~」です。
タイトルが長いので「ヴィーブレ」や「V&B」と略して呼ばれることが多いですね。
有名ゲームの陰に隠れた名作
ヴィーナス&ブレイブスは「隠れた名作」とよく言われていて、プレイした人の多くは高評価をつけるゲームです。
しかし、実力の割にあまりにも認知度が低いんです。
それはなぜかというと、発売前後にデビルメイクライ、女神転生、スターオーシャンといった超大型タイトルが続々と発売され、陰に隠れてしまったんです。
発売時期さえ違えば、それらに並ぶぐらいの良作ゲームだったんですよ。
発売情報
- 2003年2月13日にPS2で発売(今から15年以上も前!)
- 発売元はテイルズで有名なバンダイナムコゲームス(当時はナムコ)
- 2011年1月20日に新要素を追加したPSP移植版も発売
PS2版は発売時期のせいで埋もれてしまいましたが、約8年後にPSP版が発売されました。(おっそ!)
今からプレイするならPSP版がおすすめですね。
あらすじ
「これは世界の危機に立ち向かった女神と不死なる男、そして、名も無き勇者たちの戦いの記録である。」
999年から1099年に続く“大災厄の予言”を回避するため、不死なる男ブラッドが仲間を引き連れ、予言された災厄の化身・ナグゾスサールを倒すべく戦う物語。
その100年という時の流れの中で、不老不死の主人公ブラッドを残し、生きて、そして死んでいく仲間たち。数多の出会いと別れ。
そして、懐かしい面影を宿すかつての仲間の子や孫たちの参戦。
万感の思いを胸に、すべては最後にして最大の災厄が予言された「1099年」のために、彼らは歩き続ける。
不老不死の主人公、ブラッドが仲間を作りながら100年間戦い続けるストーリーです。
プレイしてても思いますが、本当に途方もない時間なんですよ。
「ヴィーナス&ブレイブス」はRPGの常識が通用しない、独特すぎるRPG
ヴィーナス&ブレイブスはジャンル分けするとシュミレーションRRGに入っているのですが、ぶっちゃけRPG要素は薄いです。
普通のRPGには当然ある「経験値」という概念が無いに等しく、キャラクターのレベルも最高で5までしか上がりませんw
「敵にとどめを刺したキャラはレベルが上がる」という仕組みで、普通に戦っていたら速攻でレベルMAXなります。
じゃあキャラを強くできないじゃんって感じですが、100年間戦い続けるだけあってこのゲームには「寿命」というシステムがあります。
キャラを移動させるだけでどんどん日が経過していき、1年に1度ある祝福の日(新年)には全員が自動的に歳をとります。
キャラにはそれぞれ「成長期」「全盛期」「衰退期」という3つの期間があり、該当する期間で歳をとると
- 成長期:ステータスがめっちゃ伸びる
- 全盛期:ステータスがほぼ変わらない
- 衰退期:ステータスがめっちゃ下がる
という仕組みです。
レベルはあくまでもオマケのようなもので、衰退期キャラの脱退&成長期~全盛期キャラの補充を常に繰り返しながら、100年間を過ごしていきます。
「人には寿命があり、若いうちは元気で歳をとると衰える」という現実的すぎる設定が効いたゲームです。
ヴィーナス&ブレイブスの4つの魅力
好きなところを出したらキリがないのですが、とくに魅力的なポイントを4つに絞ってご紹介します。
細かいストーリー部分はプレイしてない人にとってピンとこないので、未プレイでも伝わる部分のみ挙げますね。
魅力その1.音楽(BGM)が良すぎる
ヴィーナス&ブレイブスはストーリーもそうなんですが、それ以上に音楽が本当に良いんです。
僕は音楽込みで発売から15年以上経つ今でも1番好きなゲームです。
未だにこれを超えるゲームに出会えません。
実際「ヴィーナス&ブレイブス」とググると「サントラ」「音楽」「BGM」と曲に関する予想語句が出てきます。
youtubeで検索すればいくつか出てくるので是非聞いてみてください。
僕もよく作業用BGMとして利用しています。
魅力その2.仲間は確実にみんな死んでいく
100年間戦い続けるわけなんですが、最初から最後まで生き続けられるのは主人公のブラッドだけです。
モブキャラならともかく、そのキャラ用のキャラデザイン&ボイスがついた主要キャ
ラでも漏れなく死にます。
厳格なオヤジキャラも、ご飯が大好きなお調子者も、クールビューティーなあの子も、みんなみーんな病気や寿命で死んでいきます。
その辺がゲームだからといって緩くなく、とてもシビアなんですよ…。
そしてそれと対をなすように、精霊や女神(戦いには非参加)といった「寿命という
概念がないキャラ」も出てくるので、より仲間の死がコントラスト的に映えます。
そんな別ればかりの100年間を、プレイヤーは主人公のブラッドと一緒に送るんです。
楽しそうにふるまいつつも「どうせみんな俺より先に死んでいく」と達観しているブラッドに感情移入してしまい、泣きそうになるシーンも多くありました。
魅力その3.セリフが深く、名言が多い
上の動画の冒頭にあるセリフ「生きて、そして死んで行けるアンタたちを何度羨ましく思ったか」を筆頭に、プレイ時間を重ねるごとに胸に突き刺さる名言がたくさん出てきます。
自分でプレイするのがめんどくさい人は、ぜひともプレイ動画でいいんで見てほしいです。(やってほしいけど)
序盤からずーっと死ぬほど人間を嫌っていた妖精フィニーが、ストーリー終盤やっと人間を少し認めるシーンがあるんです。
その際のやり取り
「ブラッド、人間って案外悪くないな」
「気付くのが遅いよ、フィニー」
これで僕は泣きました。
確かこれ、80年以上経過してやっと聞ける言葉なんです。
- 主人公は不老不死
- 仲間には寿命あり死んでいく
- 100年間戦い続ける
そんな時間と生死に密接なゲームな分、深くてグッとくるセリフが多いんです。
魅力その4.エンディングの最後まで見逃せない!
エンディングの最後の最後のほんとうに最後に、声を出して驚いてしまうような演出があります。
えー!!ってなると思います。
あっ、実は夢オチだったとかいう最悪モノではありませんよw
本当に素敵な、サプライズが待っているんです。
ぜひプレイしてあなたの目で確かめてみてください。(youtubeに動画あるけどw)
【PS2・PSPの隠れた名作】続編希望の「ヴィーナス&ブレイブス」/まとめ
古いゲームなので今更プレイしようと思う人は少ないと思いますが、興味がある人はぜひプレイしてみてください。
「やる気はしないけど気になる」というワガママな人は、プレイ動画でも見てみてくださいw
不老不死の男が100年間戦い続けるゲーム「ヴィーナス&ブレイブス」。
僕はこれを超えるゲームを15年以上探し中です。